被災地・宮城県南三陸町へ行ってきました。
仙台からの日帰りボランティアバスツアー。
参加者は関東を中心に各地から集まった、
20代から50代くらいの男女30名。
2人組もいたけれど大半はひとりで、
私たちを含め半分程が被災地ボランティア初参加でした。
作業内容は、当日のニーズにあわせて
現地ボランティアセンターの指示で決まります。
この日の作業は「サケマス養殖場の土砂の掻き出し」。
においが大変なのでは、と覚悟したけれどそれほどでもなく、
瓦礫混じりの土砂を、ひたすらスコップで掘って捨てる作業でした。
ウミネコやウグイスの鳴く声。
小型発電機のモーター音。
時折通る車の音。
のどかで良いところだね、というのとは全く違う静けさ。
はじめは、住宅地から外れた場所にある養殖場だと思っていたのですが、
よく見ると、目の前を走る道路に沿って、家の土台だけが続いている。
圧倒的に人手が足りていない。
政治や行政がしてくれなくては
どうにもならないこともたくさんあります。
でも、いつになるかわからない決定を待っているより、
できることから誰かがやらなくては。
ボランティアに期待される仕事も、まだまだたくさんありそうです。
何か手伝いたいけど躊躇している人がいるなら、
思い切って、一度現地へ行ってみると良いと思います。
(特に、体力と時間に融通のつく若い方)
たった1日のボランティアでしたし、
行った先や作業内容によって、感じ方は人それぞれだと思います。
(今回の作業は、被災者の方と交流するような仕事ではなかったし…)
私の1日のボランティア作業が
どれだけの役に立ったかはわからないけれど、
きっと、誰かの明日のためになったと思っています。
バスで南三陸町をあとにする帰り道、
朝はつくりかけだった道が、きれいに舗装されていました。


写真をどうするか迷ったのですが、
往復のバスの窓から撮ったものを2枚だけのせます。
上:JR気仙沼線の橋脚 下:完成間近の橋
(2011.7.2)
posted by tokuho at 19:30|
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